繋がる藍

藍染ができるまでに多くの人々の繋がりがあります。

藍農家の方は3月初旬に種まきをして、寝床に移して打水作業を行い、切りかえしをして、約一年かけてすくもを作っていきます。

昔、染料(藍建て)づくりで使う炭は富士山の麓で椎茸の栽培に使われていたクヌギが朽ち果ててくると、それを沼津に持っていき鰹を燻しました。そしてその灰をいただいて、私たちが大きな布にいれてお湯を足して発酵させて作っていました。

このように藍染は今も昔も長い時間と多くの人々の手が加わりつくられてきたものなのです。