世界の藍(中国 編)

10月の「こんやコラム」は源氏物語と藍染めについてお伝えしました。

日本の藍染めの起源は7世紀ごろに中国から伝えられたと言われています。

中国の藍染めは、紀元前200年代の戦国時代の思想家・荀子の言葉にすでに登場しており、すでに藍染めの技法が完成していたことを証明しています。
そこに記されている「青出於藍而勝於藍」(藍より出でて藍より青し)は青色の染料は藍草からとるが、その色は藍草よりも青くなることから、教えを受けたものがその師よりも秀でることがあり、継続して学ぶことの大切さを伝えています。

「出藍の誉れ」という言葉もこの故事から生まれた表現で,弟子が師匠や先輩を超えて優れた成果を出すことを、藍草から染められる青が元の藍よりも美しいことに例え、後に続く者が師匠を越えることを称賛しています。


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