世界の藍(アフリカ編)

アフリカの藍染め

アフリカの藍染めは、古代から続く豊かな歴史を持ちます。主に西アフリカや中央アフリカで発展し、様々な民族や地域で独自の技術や文化が形成されました。
その中でもナイジェリアに住むヨルバ族伝統の藍染め布、アディレは幾何学模様や象徴的なデザインが特徴的です。

その染め方は独特で、キャッサバという芋のでんぷんを草の茎部分を筆のように使って布の上に絵を描き、藍の葉で染めるという手法です。
布地に模様を染めるだけでなく、そのデザインには社会的な意味や物語が込められることもあるそうです。
藍染めは衣服や家庭用品などに幅広く使用され、伝統や文化の継承に重要な役割を果たしています。