江戸時代の再ブーム!?

最近、また江戸時代のブームが来ているようです。特に庶民の生活や文化に関する興味が高まっています。

今放送中の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺〜』の舞台は江戸時代中期となっています。
横浜流星さん演じる主人公の蔦重こと蔦屋重三郎は、江戸時代の傑出した版元(出版社)で、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られています。

この時代、藍染は非常に重要な文化の一つでした。藍染の技術は江戸時代にさらに発展し、庶民から武士まで幅広く愛されていました。

藍染と言えばブルーですが、今回のドラマでは主人公の蔦重の着物は一般的な藍色ではなく緑色が選ばれています。

その理由は、単色では色が出ない、他の色と掛け合わせることで染め上がる色だからです。

まだ何者でもない彼が何にも縛られず、やんちゃで発想豊かに新しいものを生み出していく。そんなオリジナリティーあふれる人生のスタートを象徴する色として、たやすく再現できない緑という色が選ばれたそうです。

他の登場人物の衣装も様々なデザインや工夫が凝らされています。

そんな視点でもドラマを楽しんでみてはいかがでしょうか?