藍職人はアルカリの濃度がどのくらいなのか触ったらわかります。温かみや色味といった発酵の進む具合を見てかさあげをして色が出るようにします。色が出たら、「もう染めていいですよ」と藍の花が咲いてきます。この花が咲くと染める条件が揃います。
専門的なことなので文章ではわかりづらいかもしれませんが、藍は管理がものすごく大変です。藍は正直なので、単に浸かったらいいと言うものではなくて、それを見ながら染めると言うことが天然なのです。そしてそれは藍と長い時間向き合ってきた職人だからわかることなのです。
次回へつづく…