日本の伝統きものは世界で最高級の伝統衣装の一つです。多くの衣料は前から見る、前からの見栄えを気にしてつくられたものが多いですが、きものは後ろから見た姿も美しく、どの角度から見ても美しいものです。きものを着ると言動が大人しくなります。それはきものが礼儀を持って生まれた日本の伝統衣装でそんな力を持っているのです。
武道では道着を着用しますが、道にも花道、茶道、柔道、相撲道、侍道、いろんな道があります。なぜ道がつくのかというと、全て礼で始まり礼で終わるということを重んじたからです。多くの国では握手をして挨拶をしますが、日本人は礼をして頭を差し出します。こんなにかっこいい挨拶は他にありません。
このように日本人はきものという伝統衣装から礼儀作法を学んできたのです。
次回へつづく…